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沖縄から全国、そしてアメリカへ、高みを目指し続ける期待の新鋭

◆日本帰国でまさかのベンチ生活から、地元沖縄での活躍
 
 しかし、心機一転、日本での再スタートをきった栃木での並里を待っていたのは、これまでのバスケ人生になかったベンチ要員としてサイドラインから試合を見つける日々。ただ、「試合に出られないのは辛かったですが、ここで自分が何を今、できるか。どうしたらチームに貢献できるのか考え、まずは練習からハードにプレイしよう。そうすれば一番年下の他の選手は負けないと思うので練習の質は上がる。また、試合では常にいつでも出場できるように準備し、ベンチで盛り上げようと思っていました」と腐らず少しでもチームに貢献することを心掛けた。また、日本人唯一のNBA経験者で、同じPGの田臥勇太も栃木には在籍しており、「PG、そしてプロ選手としてどうあるべきか栃木では学ぶことができました」と、栃木での生活も確実に彼を成長させる肥やしとなった。
 
 そして迎えた今シーズン、bjリーグの沖縄に電撃加入した並里は、シーズン開幕戦でいきなり24得点、9アシストの鮮烈デビューを飾るなど、上々のプレイを見せている。ただ、本人に前半戦でのプレイを振り返ってもらうと全く満足していない。「試合に出させてもらっているのは、本当にありがたいことですが、どうせやるならパーフェクトなプレイを見せたいです」。
 
 シーズン開幕前、理想とするスタッツを二桁得点、二桁アシスト、4スティールと語ったように彼は、攻守に渡るオールラウンドの活躍があくまで目標。さらに「いかにチームを勝利に導くことができるのか。数字に現れない部分での貢献も大切だと思います。今はPGとしてゲームメイクの部分も、少しずつですが良くなっている。前に比べると余裕が出てきました」と手応えも感じている。また、後半戦に向けては「流れが悪い時にチームを立て直せる選手になりたいです。また、これからは今まで以上にプレッシャーのかかる厳しい戦いが続くと思いますが、そんな中でどんなプレイが出来るか楽しみでもあります」と意気込みを語っている。
 
 
   
   
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