■横浜ビー・コルセアーズ：レジー・ゲイリーHC■


今シーズンは本当に厳しい旅でした。
プレシーズンで台湾遠征に行って、そのレギュラーシーズンが始まってから怪我など色んな事があったシーズンでしたが、今チームはいい雰囲気の中で来ています。
いいところにいると思います。
選手たちはファイナルズを楽しみにしていましたし、チャンピオンを目指すという事に関しては、本当に興奮している状態です。
日本人プレーヤーは昨年の経験もありますし、アメリカ人プレーヤーも初めての人もいますし、本当にすばらしい戦いを出来ていけたらなと思います。
引き続き、ブースターの皆様にこの横浜というフランチャイズに誇りを持ってもらえるような戦いを続けたいなと思っています。
新潟はすばらしいチームだと本当に思っています。
誰一人いつでも波のないコンスタントなプレーをしているチームでした、自分たちに負けない、相手に負かされないチームだと思います。
サイズがあって、自分たちは本当にベストなプレーをしていかないと勝てないと思っています。
オフェンスではシュートを、ディフェンスではリバウンドをしっかり取れれば、自分たちにチャンスはあると思うので、楽しみにしています。

※外国人プレーヤーが昨シーズンと違うが、変わってきたところやコンセプトを教えてください。
昨シーズン終わってから思い始めた事は、たぶん同じような大きいサイズのチームにはならないだろうと考えた中で、違うスタイルを見つけていかないといけない。
そこでもう少しエキサイティングなスタイル、得点をもっと取れるチームを描いてきました。
その中でまず必要だったのは、ドゥロイレン・バーンズ選手。彼の得点能力、それだけでなく周りを活かす力、それが第一の獲得したかった選手でした。
その後、昨年岩手でプレーしていたトーマス・ケネディ選手を見て、本当にすばらしいプレーヤーだと思い、彼を4番に置こうと考えたんですが。
この時点でチームはスモールになるであろうという覚悟していましたが、早くプレーしてコートをフィットしていけば、そういうスタイルでプレーしていけるだろうと。それが成功したと思います。
そして、もう一人…彼の話をしないといけないと思うんですが、キャプテンの蒲谷正之選手です。昨シーズンもすばらしいプレーをしましたが、そこで彼にはもっと大きな責任を持たせていいいと思い、今シーズンは更に責任感を持ってもらいました。
得点能力もありますし、彼も周りを活かす事が出来るプレーヤー、更にキャプテンとしてもすばらしい仕事をしてくれました。

※青木勇人選手なんですが、昨シーズンは精神的な支柱と言っていました。今シーズンはどう思っていますか？
ベテランで、プロの中のプロと考えています。
ゲームに出ていようが、出ていなくても、毎日努力をして仕事をしっかりしてくれる選手だと思います。
彼、そして堀田剛司選手も日本代表するすばらしいプレーヤーだし、我々のスカウトチームも思っているんですが、まずリーダーシップをとってくれていますし、若い選手にもいつも話をしてくれる、コーチングスタッフもよく話しますし。
ゲームに出ていなくても不可欠な選手で、彼らには本当に感謝しています。

※キーポイントは相手の高さがオフェンス・ディフェンスでもポイントだと思うが。
そうですね、オフェンスで気にしているのは高さよりもマンツーマン・ゾーンと変幻自在に使ってくるので、そこで我々がしっかりアジャストする事。
そうなった場合にはサイズは、逆に我々が有利になると思っています。
我々の方が小さいけど、クイックなチーム。有利だと思っている。
ディフェンスではやはりリバウンドをとる事。ディフェンスでストップさせる事が大切だけど、やはりリバウンドをしっかり奪って相手のオフェンスをしっかりストップさせる事が鍵だと思います。
そして、今週の練習ではリバウンドへの意識を高めてきたので、そこでなんとかリバウンドの数字が同じくらいであれば、絶対にチャンスはあると思うので頑張っていきたいと思います。

※先程、久山智志選手が「有明に来て、勝つ事がシーズン最後のルーティンような気がする」と言っていました。それは今週いい練習が出来て、雰囲気がチームに出ていたのでは？
今週いい練習が出来ましたし、いい雰囲気が醸し出されていると思います。
プランが計画が出来てきたに連れて、選手が意識し始めて自信がついたと思いますし、これはヒサが言うように今回が2回目なので。
去年はコーチングスタッフ含め、初めての経験でもあったけど、今回はもう少しリラックスした状態で、前回の経験のおかげでいいプレーができればと思っています。

※昨年、最大15点をひっくり返されての敗戦。そこからの教訓を教えてください。
去年から学んだ事は、冷静さを最後まで保たないと行けないという事 
その昨シーズン戦った浜松・東三河もビックプッシュをかけてきました。
新潟も同じようなプッシュをしてくると思います。
去年はフルコートでプレスを掛けてスティールを狙ってきた、今度の新潟はビックプッシュをしてくるとしたら強引に何が何でもゴールにねじ込んでくる、そしてサイズを使って得点を取りにくると思うんですけど。
そこで何が何でもという相手の気持ちに対して、自分たちが何が何でもリバウンドを取れれば、大丈夫だと思います。
そこは自信があります。





■新潟アルビレックスBB：マット・ギャリソンHC■


このようにプレーヤとして有明でプレーしたんですけど、HCとして有明に戻ってくる事ができたのを非常に嬉しく思います。
明日からの40分間を、80分間を非常に楽しみにしていますし、選手と一緒に頂点目指して戦っていく事を今から興奮しています。
今シーズン振り返ると、出だしは3連敗から始まって、なかなかいい出だしではなかったのですが、それから毎日の練習を大事にしようと選手たちには言って、少しずつ向上していきました。
今シーズン終盤にかけてチームはより一つにまとまってきたと思いますし、よりチームのプレーの向上もしてきたと思います。
また健康状態もいい状態にありますので、いい準備ができたと思います。
横浜についてですが、ゲイリーHCは本当にすばらしいHCですし、チームとしては昨年もファイナルズに出場しているチームです。
ここ最近ではすばらしいディフェンスをしているので、すばらしいチームだと思います。
明日は出だしからフィジカルに戦う事、トランジションで簡単にスコアされない事、ピック&ロールをされない事、そういう事を意識して戦っていきたいと思います。
そして最後まで競い合ったクロスゲームの出来ると思うので、明日に集中して臨みたいと思います。

※やはり高さという部分が非常にストロングポイントになると思うが、どう感じているか？
確かにそれはそうなんだけどね。
そんな中で横浜は激しいディフェンスで戦ってくると思うので、インサイドばかりでの高さを活かした戦いだけだと難しいと思っている。
いかにボールを3回・4回・5回とテンポ良く回してオープンスペースをしっかり作ったオフェンスを展開していきたい。
更にしっかりとボックスアウトをして、リバウンドを摑み取る事が重要だし、それが出来れば勝機は見えてくると思っている。





あと12時間後…

『Road to the Championship...』

昨年10月に始まった、ロングランはついに…この二日間で全てが終了する。
いよいよ、聖地・有明コロシアムの"LAST DANCE"が開演する。

"LAST DANCE"の最終章。

最後のカーテンコールに居るのは…
どのチームなのか？

幕はもうリハーサルを終えて、開く準備はできている。